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2013.12.25|自然環境 
今年の宿泊実習~日高編~

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こんにちは。自然環境学科の竹田です。
今回は今年最後の日高宿泊実習について、お伝えします。
 
9月某日
初日の天気は、くもり時々小雨。
1年生は昆虫調査の実習です。
時期としては、盛夏を過ぎてしまったため、学生たちが喜ぶ「クワガタ」や色彩豊かな「チョウ」の出現は、なかなか厳しい状況でした。
それでも学生たちは、“レア(rare)”な昆虫を見つけようとやる気を出していました。
 
まずは、草地・林・川岸に分かれて“ピットフォールトラップ(落とし穴)”の設置です。
このトラップは、地表徘徊性の昆虫がターゲットとなります。
 


穴を掘り、市販のプラスチックコップを埋めると、
 

こんな感じの落とし穴ができあがります。
翌日に回収しますが、埋めた場所をしっかり憶えていないと大変なことになります・・・
 
この後は捕虫網を使った、任意採集を行いました。

ただ歩きながら見つけた昆虫を採るのではなく、どのような所に昆虫が居るのかを考えながら採集します。
 

“ビーティング”といって、枝葉にとまっている昆虫を落として採集する方法です。
写真は講師の石田先生の実演。
 
ちなみに、

石田先生の捕虫網は、さながら“如意棒”のように延びます。
これで高い所を好む昆虫を採集可能です。
網の色も昆虫によって、好む色があるそうです。
このように技術者は、自分で工夫を凝らした機材を大切に扱うことも勉強になりました。
 

途中、大きなカミキリムシがたくさんとまっている木を発見。
学生曰く、レア度が高いということで、寄って集って(よってたかって)採りました(笑)
(標本にする個体以外は観察の後、放しました)
 
夕食を挟んで、夜は“ライトトラップ(灯火採集)”の実習です。
昆虫の光に集まる習性を使って、集めます。
これまた時期が良ければ甲虫もやってくるのですが・・・
 
 

多くやってくるのは「ガ(蛾)」です。
時折、スズメバチもやってくるので、いつしか度胸試しのスズメバチ採り大会となってきました。
採集した昆虫は、三角紙に包み、整理をしてこの日の実習は終了。
 
 
2日目
早朝4時半に2年生は起床です。
野鳥の活動時間は朝、つまり、野鳥調査は朝が勝負となります。
初日に講師の三城先生の指導のもと、野鳥調査の予習と下調べをして臨みました。
 
“ラインセンサス法”と言って、一定距離を一定のスピードで歩きながら、肉眼や双眼鏡で目視、あるいは鳴き声で野鳥の種名を判別し、記録をしていきます。
 

まだ眠たく、体と頭も働かない中、頑張って調査をしてきたようです。
 
1年生は、初日に仕掛けたピットフォールトラップの回収作業から始まります。
その後、昼食までの間、任意採集となりましたが、
ここで、石田先生 vs 1年生全員
どちらが多くの昆虫(種数)を採れるか対決を行うことになりました。
 

学生がみつけた「ヤンマ(トンボ)」を石田先生が先に採った場面。
勝負とは時に厳しいものです・・・(笑)
 
勝負の結果は後日の室内実習で判ります。
 
 
今年の日高実習は晴天とまではいきませんでしたが、強い雨になることなく、
1泊2日で濃密な実習ができたと思います。

 
 
まもなく新しい年を迎えます。
来年もまた、学生さんが楽しく、知識・技術を身に付ける場となって、さらには思い出に残るような宿泊実習を今考えているところです。
 
今年1年、多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。
 
 
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