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2018.01.11|自然環境 
「それぞれに、でも繋がってる:その3」

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先日書いた卒業生たちの話の続き。
 
 
K君
岩石、鉱物に深い興味を持ち続け、ついには本校を卒業をし、「北海道大学 理学部 地球惑星科学科」に編入を果たしました。
石より硬い石への意志。
 
在学中、放課後に残り実習室でアンモナイトのクリーニングを一人コツコツ……いやガツガツと行う姿。
その職人のような後ろ姿はクラスメイトの心をも動かし、ついには化石クリーニングブーム到来。
数名が放課後の実習室を石の破片まみれにするという事態をも引き起こしました。
その熱は他学科の学生までにも伝搬。
「今日は化石の先輩いないんすか?」と実習室を訪ねてくる学生まで。
 
本校在学中から参加していた北大の地学サークルの巡検などで道内あちこちを文字通り巡っており、その先々で手に入れた鉱物を土産に月1ペースで顔見せに来てくれています。
 

 
先日も来てくれていたのですが、カバンが1.5倍くらい重くなっていました。
彼のカバンは重いで有名。岩石のサンプル、化石のノジュールなどがぎっしり詰まっていて、普段の生活がちょっとした筋トレになるくらい。
いまはそれプラス、クリアファイルが悲鳴あげるほどの資料、文献の束がぎっしり。
 
来年からの研究の方向性も定まってきたようで、レポートを見せてもらいました。
在学中はやや難があった彼の文章力が大幅にアップしています。
伝える技術が相当鍛えられたようで、思わす唸ってしまいました。さすが北大生。
 
うちでの勉強って役立っているか心配でしたが、古生物の分類では在学中に学んだ分類学が役に立ったということでほっとしました。
 
 
熱を持った物はそのままだと次第にエネルギーが拡散して冷えていきます。
熱を保ち続けるには外からエネルギーを与えなければいけません。
彼は常に知識欲によって外からエネルギーをどんどん取り入れ、その知識が次の疑問を産み、その疑問が新たな知識欲を産むという永久機関によって活動しています。
その熱は焚火のように周辺をもじわじわと温めます。
燃え盛る炎は人を遠ざけてしまいますが、化石クリーニングブームを引き起こした時のような静かな情熱の炎を絶やさずにいれば、また彼のそばには自然と人は集まることでしょう。
きっと「研究者」ってこういう人たちなのでしょうね。
 
 
そういえばこの前、アスベスト分析をしているO君とK君で分析法に関する小難しい会話をしていました。
アスベストは建材として使用されていましたが、これももとは天然の鉱物。
分析法に関してはO君とK君で似たような技術を用いており、いろいろと刺激し合っておりました。
別々の道を歩んでも、こうしてどこか交わることがあるというのも人生の不思議であり喜びでもあります。
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