臨海実習その2~忍路で実習~
2009/10/16 金 Filed in: 海洋生物学科
最近、青っぱなを出している学童を、メッキリ見なくなりました。
私が小学生の頃は、寒くなってくると青っぱなを出していたものです。
しかも、ティッシュなんて洒落たもので青っぱなを処理するなんて、もっての外!
長袖の袖口で、グイっと男らしく(?)拭っていました。
お陰で袖口はいつも、パリパリのテカテカ。
昨夜、くしゃみをした途端に、ブヒっと鼻が出たので、
ちょっぴり昔を懐かしんでしまいました。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、臨海実習のお話の続きです。
おたる水族館でバックヤード見学をした後、
いよいよ海に移動。
場所は、小樽市の端っこの方にある、「忍路」です。
忍路と書いて、「オショロ」と読みます。
決して、「ニンロ」ではありません( ← M君へ)。
忍路湾の辺に、北海道大学の臨海実験所があります。
毎年、ここをお借りして1泊の臨海実習を行うのですが、
とても歴史と風情のある建物なのです。
学生たちは最初、
「これ、掘っ立て小屋?」「絶対、何か、出る」
「夜、電気消さないで」「誰か、トイレついて来てくれ」
などと口々に言っていましたが、結構楽しく過ごしていました。
到着後、荷物を片付けると、早速実習に取り掛かります。
まずは、顕微鏡の対物レンズと接眼レンズに、物差しを入れます。

物差しといっても、30cm級の線を引く道具ではありません。
それこそ、顕微鏡じゃないと見えない目盛りが付いた、ラブリーな物差しです。
これを使って、顕微鏡下に見える生物の長さを測るのが、結構、四苦八苦なのですが、
今回は、苦労話はすっ飛ばします。
続いて、実習に使う生物の表面の棘を散髪します。

綺麗に散髪が終わると、このようになります。

これを見て何の生き物か分かるあなた。海洋生物学科へ来てください。
海洋生物マニア同士、磯遊びを楽しみましょう!
それはさておき、このキタムラサキウニの棘を除去すると、
ノギスという厚みを測る道具で、殻高と殻径を測定することができます。
それが終わると、口の部分を繰り出します。

「アリストテレスの提灯」とか「アリストートルのランタン」とか言われている、
ウニの口器を観察します。
そして、口の部分を上にして海水を満たしたビーカーにちょっぴり浸し、
魔法の液体を滴下すると、

写真では見えにくいですが、放精と放卵が始まります。
自分のウニがオスだったのか、メスだったのかは、
放精・放卵が行われてみないと分かりません。
回収した卵と精子を人工授精させて、
しばらくしてから顕微鏡を覗いてみると、

卵割が始まり、2細胞期になっています。
翌朝まで、一定時間ごとにチェックしながら、ウニの発生を観察しました。
夜も更けてきた頃には、

こんな感じに。(真ん丸のものは未受精卵です)
ちょうど真ん中に、顕微鏡で使う物差しが入ってますね。
この日は、水族館内にいた午前中に雨が降ったものの、
こんなに綺麗な夕景が見えるほどいい天気に回復しました。

さて、学生たちは、ウニの発生の観察も一生懸命取り組んでいましたが、
何よりも懸命になって取り組んでいた事が別にあります。
それは、とても海洋学科の学生らしいことなのですが。。。
続きは、その3で!
私が小学生の頃は、寒くなってくると青っぱなを出していたものです。
しかも、ティッシュなんて洒落たもので青っぱなを処理するなんて、もっての外!
長袖の袖口で、グイっと男らしく(?)拭っていました。
お陰で袖口はいつも、パリパリのテカテカ。
昨夜、くしゃみをした途端に、ブヒっと鼻が出たので、
ちょっぴり昔を懐かしんでしまいました。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、臨海実習のお話の続きです。
おたる水族館でバックヤード見学をした後、
いよいよ海に移動。
場所は、小樽市の端っこの方にある、「忍路」です。
忍路と書いて、「オショロ」と読みます。
決して、「ニンロ」ではありません( ← M君へ)。
忍路湾の辺に、北海道大学の臨海実験所があります。
毎年、ここをお借りして1泊の臨海実習を行うのですが、
とても歴史と風情のある建物なのです。
学生たちは最初、
「これ、掘っ立て小屋?」「絶対、何か、出る」
「夜、電気消さないで」「誰か、トイレついて来てくれ」
などと口々に言っていましたが、結構楽しく過ごしていました。
到着後、荷物を片付けると、早速実習に取り掛かります。
まずは、顕微鏡の対物レンズと接眼レンズに、物差しを入れます。

物差しといっても、30cm級の線を引く道具ではありません。
それこそ、顕微鏡じゃないと見えない目盛りが付いた、ラブリーな物差しです。
これを使って、顕微鏡下に見える生物の長さを測るのが、結構、四苦八苦なのですが、
今回は、苦労話はすっ飛ばします。
続いて、実習に使う生物の表面の棘を散髪します。

綺麗に散髪が終わると、このようになります。

これを見て何の生き物か分かるあなた。海洋生物学科へ来てください。
海洋生物マニア同士、磯遊びを楽しみましょう!
それはさておき、このキタムラサキウニの棘を除去すると、
ノギスという厚みを測る道具で、殻高と殻径を測定することができます。
それが終わると、口の部分を繰り出します。

「アリストテレスの提灯」とか「アリストートルのランタン」とか言われている、
ウニの口器を観察します。
そして、口の部分を上にして海水を満たしたビーカーにちょっぴり浸し、
魔法の液体を滴下すると、

写真では見えにくいですが、放精と放卵が始まります。
自分のウニがオスだったのか、メスだったのかは、
放精・放卵が行われてみないと分かりません。
回収した卵と精子を人工授精させて、
しばらくしてから顕微鏡を覗いてみると、

卵割が始まり、2細胞期になっています。
翌朝まで、一定時間ごとにチェックしながら、ウニの発生を観察しました。
夜も更けてきた頃には、

こんな感じに。(真ん丸のものは未受精卵です)
ちょうど真ん中に、顕微鏡で使う物差しが入ってますね。
この日は、水族館内にいた午前中に雨が降ったものの、
こんなに綺麗な夕景が見えるほどいい天気に回復しました。

さて、学生たちは、ウニの発生の観察も一生懸命取り組んでいましたが、
何よりも懸命になって取り組んでいた事が別にあります。
それは、とても海洋学科の学生らしいことなのですが。。。
続きは、その3で!
