否定は「なし」、負けが勝ち

全く、海洋生物の話ではないのですが、
ちょっといい話だと思うので、長いのですがご紹介します。


糸井重里さんという著名人がいらっしゃいますが、
その方が「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」というサイトを開いています。

その「ほぼ日」で、
社長に学べ<おとなの勉強は、終わらない>
という企画があって、その中に、任天堂の岩田聡社長との対談が載っているのですが、
この方のお話がとても興味深かったので、ちょっと抜粋してみますね。


岩田社長のお話(抜粋)


成功を体験した集団を、
現状否定をして
改革すべきではないと思います。

その人たちは
善意でそれをずっとやってきて、
しかもそれで
成功してきている人たちなんですから、
現状否定では理解や共感はえられないんです。

世の中のありとあらゆる改革は
現状否定から入ってしまいがちですが、
そうするとすごく
アンハッピーになる人も
たくさんいると思うんです。

だって現状を作りあげるために、
たくさんの人が
善意と誠実な熱意で
やってきたわけでしょう?

不誠実なものについて
現状否定をするのはいいと思うんですけど、
誠実にやってきたアウトプットに対して
現状否定をすることだけは
「なし」だと思うんです。

わたしはいま、
任天堂がいまのこの環境なら
変わったほうがいいと思うことはあるけれども、
現状否定からは入りたくないし、
入るべきだとも思っていません。

たくさんのことを変えてもいるのですが、
否定したいから変えるのではありません。

「わたしがもしも昔の時代にいたら、
 いま任天堂がやっているのと
 おなじような方法をとったと思うよ。
 でも、環境が変わったでしょう?
 周囲が変わったでしょう?
 ぼくらが変わらなかったらどうなる?
 ゆっくり死ぬ道を選ぶ?
 それとも、もっとたくさんの人が
 未来にぼくらの作ったもので
 よろこんでくれるようになる道を選ぶ?」

ということです。


糸井氏のお話(抜粋)

ぼくはNHKの「地球大進化」という
シリーズが大好きなんですが、
あの番組って「負けが勝ち」という話なんです。

「勝っていたヤツは
 変化によってぜんぶいなくなりましたが、
 前に負けていたヤツが
 ここにこっそり隠れていて、
 次はそいつらの時代になりました。

 ただ、そいつらも
 すごくうまくいったんだけど、
 また変化があってだめになっていって……

という、その過程が
地球の生物の大進化なのだそうです。



このお話って、何も会社経営にだけ言えることではないですよね。
自分自身、自分と他人の関係、
勉強、仕事、人生・・・
多くの場面に置き換えて当てはめることができると思うのです。

一生懸命やったこと(あるいは人)については全否定せず、
また、自分のことを人と比べて卑屈になる必要などなく、
自身についても自分以外の何かについても、
ただ、改善すべきは直せばいい。


他にもたくさん、岩田社長のお話が書いてありますので、
興味を持たれた方は読んでみて下さい。

http://www.1101.com/president/iwata-index.html



以上、海洋生物学科の岡本でした。