トンガリくん

大学の学部内を話題にした漫画がいくつかあります。

ちょっと前までなら獣医学部の「動物のお医者○ん」、

今なら農学部の「もやしも○」でしょうか。

次は、水産学部の漫画の出番かな~。

水産系はノンフィクションで楽しい世界なので、

漫画は絶対に面白いはず!と期待値が高まります。







お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。







さて、海洋生物学科の1年生には、「浮遊生物学」という授業があります。



浮遊生物(=プランクトン)。



それは、魅惑的な生物だらけなのですが、

先に基礎知識を身につけてもらわないとその魅力は伝わりませんから、

これまで座学を行ってきました。

で、予定より早く理論が終わったので、

私の大好きなプランクトンの一つをぜひ見てもらわねば!

と、先日、顕微鏡で観察してもらいました。



その浮遊生物は、この小瓶の中にいます。



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見えませんか。

上から撮影すると、



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白い粒々に見えるのが、浮遊生物のホルマリン標本です。



最初に、体の構造を簡単に解説し、顕微鏡で観察しながらスケッチします。



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どうやら、何人かは気に入ってくれているらしく、

顕微鏡ごしに携帯のカメラで接写していました。



私が大好きな浮遊生物の一つ。

それは、



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カニのゾエア幼生です。

カニ(の多く)は小さいうち、ゾエア幼生となって浮遊生活を送っているのです。



頭(頭胸甲)のテッペンにトンガリ(背棘)が付いているので、

勝手に、カニのゾエアを「トンガリくん」と呼んでいます。



学生のスケッチもなかなかのもので、



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ひと目でゾエアと分かります。



最近流行りのチリモンにも、ゾエアが入っていることがあるようなので、

トンガリくんがお気に召した方はぜひ、コレクションしてみてください。



ちなみに、チリモンとはチリメンモンスターの略で、チリメンジャコの中に混じっているジャコ以外のちょっぴり見っけた感を味わえる様々な生物たちのことで、ゾエア以外にもミニタコやタツノオトシゴなんかも入ってることがありますよ♪





あ。それから。

プランクトンとは、小さい生き物という意味ではありません。

数メートル級のエチゼンクラゲだって、立派な(?)プランクトンです。

いずれにしても、魅惑的な生き物ばかりですよ♪