忍路臨海実習レポート

こんにちは。自然環境学科の田中です。

昨日の岡本先生のエントリにもあったように、先週木曜・金曜に一泊二日で小樽近郊の忍路湾に臨海実習に行ってきました。自然環境学科の1・2年生合同の宿泊実習です。忍路の実習は二年に一度の実施なので、どの学年も在学中に一度しか行けません。けっこうレアな実習です。

さて、出発の様子から順を追ってご紹介。

まずは初日の朝。学生達が続々とバスに乗り込みます。遅刻者はいないかー。
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前もって「初日の昼飯は、出発前に買っておきなさい」と話しているのに、毎回、出発直前になって「今からコンビニ行ってきていいですか(@_@;;」と焦りまくる学生がおります。不思議ですねえ。自分はこどもの頃「遠足」となると前の日にお菓子も全部準備したものですが・・・(でも雨合羽は忘れたりして^^; 食べ物は忘れないクチでした)

1時間半ほどで現地に到着。胴付き(腰まである長靴)を履いて、磯採集を始めます。こういうのが好きな人も、あまり経験がない人も、楽しそうに1時間ほど採集しました。画面奥、先頭の学生が見える崖のもっと奥の方まで採りに行けるんですよ。
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そういえば、2年前はなんと、この湾で「シャチ」が採れました。体長2mほどもある、中身がスカスカの、風船みたいなシャチです^o^ ドリームビーチ辺りから流れてきたものですかねえ。今年はそこまでの大物は採れませんでした。残念(笑)

採集も終わり、胴付きを洗ったり、長靴に入ってきた海水をひっくり返したり、運悪く転げてびしょ濡れになったりした人が着替えたりしています。
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ここは北大の臨海実験所で、非常に由緒正しい(?)施設です。なんと築百年を越えているとか! 築は古いですが、趣のある研究所ですよ。道内はもとより、全国から研究者が利用しに来ています。当日も、札幌の水産試験場の方が採集にいらしていました。カギセンでは、自然環境学科の他に、海洋生物学科も、バイオテクノロジー学科もお世話になっています。

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獲物です。海の採集の面白いところは、様々な「門(もん)」に渡って生物を見られる点です。大きな目立つ生物だけでなく、いろんな生物を探してもらいたいですね。

施設に戻ってからは、採集した生物の観察・スケッチ。あいにく写真を撮っていませんが、非常に良く描けているもの、爆笑もの、様々なスケッチの提出がありました^^; その後はお待ちかねの食事タイム。食事の後は引き続きスケッチと、灯火採集です。(ここから岡本先生と海洋生物学科の2年生Tさんが合流)

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灯火採集で採れたプランクトンを実習室に運んで、みんなで観察。

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これはアミです。ちっちゃいくせに、ちゃんと大人とほとんど同じ形をしています。

それから・・・岡本先生のエントリーで前フリされていたのがこれです。
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じゃじゃーん!! ヒメイカのこどもです! (^o^)/ 当夜、ヒメイカは合計3匹とれたのですが、その中でもっとも小さいのがこの子。体長1cmないんです! ちっちゃー!! ヒメイカは、大人になっても2〜3cmしかない、とっても小さなイカ。ペットにしたくなる可愛さです。せっかくなので、こちらのリンクで拡大写真を見られるようにしました。物好きなヒトもいるかと思って、壁紙サイズにしてあります。

続いてこちらはクラゲの刺胞。
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クラゲは「刺胞動物門」というグループに入っています。触手に「トゲ」があり、種によっては猛毒を持つのですが、そのトゲは「刺胞」という小さな袋に収められています。ちょうど、海の狩猟で使う「銛(モリ)」と「ロープ」のように、刺胞の中でトゲがとぐろを巻いているんです。それを顕微鏡で見られるようにして、接眼レンズにデジカメをくっつけて写したものです。トゲはかろうじて見えますが、とぐろを巻いているのが分かりにくいですねえ。肉眼で覗くときれいに見えたのになあ。

さて、一夜明けて午前中は、海藻標本の作成方法を学びました。
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水に浮かべた海藻を、ケント紙の上に載せていきます。ケント紙も水の中にいれてしまうんですよ。紙に載せて、新聞紙に挟んで、あとは学校で新聞紙を時々交換して乾燥させたら完成です。

小樽からの帰り道、石狩川河口まで足を伸ばして、海浜植物の観察をしてきました。後ろの建物は石狩浜海浜植物保護センター。
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予報では雨が降りそうだったのに、この二日間、けっこうジリジリと暑かったです^^

2年生にとっては最後の宿泊実習。学校に戻って一息ついていた学生達に「楽しかったかい?」と聞いてみたら、T君曰く「2年間の宿泊実習で一番楽しかった」とのこと。海ではしゃいだり、築百年の宿舎で寝泊まりしたり、短かったけれど充実した実習だったようですね。