ベタの産卵

クラゲのことが頭から離れません。

昨日、夢でクラゲになってました。

ふわふわフワフワ、海の中、気持ちよかったです。



お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。





少し前のニュースで、

オスと交尾することなくメスのサメが単為生殖していた

というニュースが報道されていました。




魚は、性転換する種はよくいますし、

雌性発生(精子は卵割刺激などで必要なだけで、遺伝子は融合しない)は

たまに見られる発生方法ではありますが、

サメの単為発生はびっくりです。





魚には、いろんな生殖パターンがありますが、

中でも、情熱的な産卵をする魚といえば、「ベタ」でしょう。



普段は、小さなコップや小瓶に入れられて売られていますが、

特別な呼吸器官があるので酸欠になりにくく、

オス同士を同じ水槽に入れるとひどい喧嘩をするので、

ちょっぴり仕方ないかなと思う、あの「ベタ」です。





先週の木曜日、

学校のベタが産卵しました。

それが、魚とは思えないほど情熱的なんですよ。





簡単に解説をしますと、

オスがメスの体を包み込むように抱きしめて交尾が始まります。

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メスはしばらく気絶したかのように動きません。

プカっと浮かびながら、沈下性の卵を5〜10個ほど、

ぽろぽろっと放出します。



すると、オスが素早くメスを離れて、

底に落ちていく卵を一粒ずつ口にくわえます。

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で、最後に、水面に泡で作った巣まで卵を運んで、収納するんです。

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この動作を1〜2時間くらい繰り返して産卵は終わります。



あまりにも感動的なので、動画を撮ってみました。

慌ててコンパクトカメラで撮ったので、ちょっとピントがボケていますが、

感動的な交尾と献身的なオスの様子が分かっていただけるかと思います。

ベタの産卵動画(別ウィンドウが開きます。Windows Media Player形式、約1MB


この後、オスは泡巣に付きっ切りで、卵が落ちたら巣に戻したり、

献身的に世話します。



そして土曜日、稚魚がふ化しました。

ふ化してしばらくはオスが世話をしています。



稚魚を隔離するころ、また写真に撮れたらご紹介しますね。





それにしても、オスに比べて地味なメス。

あんなに情熱的な産卵をするのに、

オスはあんなに甲斐甲斐しいのに、

メスは落ちていく卵をせっせと食べてしまうんですよ。

産卵後も、「卵? 何ですか、それ?」って感じで、

餌を食べるのに夢中でした。



食い気が第一なんて、なんか、妙に親しみを感じるのは気のせいですね。。。

擂り・すり・練り・ねり、練り製品

まだまだ、あきらめません、チャリ通(自転車通勤)。

でも、もう手袋ははきたいですよね(手袋を履くって、北海道弁ですね)。

札幌平野部の初雪も近そうだし、いよいよ、冬です。

今年はいつまでストーブを付けないでいられるか、

自分と勝負しています。





お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。





さて、27日、海洋生物学科では、

朝から2年生が、擂り・すり・練り・ねりしました。



2先生は週2時間、水産食品学という授業を受けているのですが、

年に1回、1日かけてかまぼこを作る実習があります。



かまぼこは、練り製品と言われるジャンルの食べ物ですが、

実習では、すり鉢でひたすら擂って練ります。





まずは、採肉。

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この日は、マダラとホッケを使いました。

本当は、マダラよりスケソウダラの方が水気が少なくていいんですけど、

皮を引いたものしか売っていなかったので、マダラになりました。



その後は、空ずりと塩ずりをします。

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詳しい理論は授業で習った後ですので、学生たちは分かっているでしょうが、

塩を入れて擂ることが、かまぼこにとっては重要なんです。



そして、弾力が出たところで、板付けです。

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ここでも、空気を入れて付けた学生と、

きちんと空気を抜いて付けた学生のかまぼこでは、

出来上がりの食感が違ってきます。



板付けした後は、1時間ほど放置してゲル化させます。

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それを蒸し上げたら、完成♪

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今年は、味付け、弾力とも、かなり良いセンいってました。

試食もあっという間になくなったので、

学生もさぞや満足だったのでしょう。



すり身原料のスケソウダラも、外国からの輸入が多い時代です。

これから蒲鉾を食べるときは、

自分で作ったかまぼこ製造の手間と、

原料のありがたさを感じてくださいね。

校外実習に行ってきました

マツカワを食べました。

幻のカレイです。

あの味が忘れられません。

ぼんやりしている時は、

マツカワに焦がれているので、そっとしておいてください。



お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。







さて、海洋生物学科の1年生は22日、

サケの人工授精実習を行いに、

札幌市豊平川さけ科学館に行ってきました。

1年に1回、この時期にしかできない実習です。

おまけに今年はニュースで報じられているように、

秋サケの不漁年。

当日の朝まで、親魚の様子によっては実習延期の可能性もあったので、

実習に行けて本当に良かった!







まずは、自分で親魚をすくいます。
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重みにびっくりしながらも、

さすが海洋生物学科の学生たち。

魚に触れるとなると、テンション高いです。





魚の長さ(尾叉長)を測定します。
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いよいよ採卵です。
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卵を確保したら、オスの精子をかけます。
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もう、イクラではありませんよ。
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受精卵です。

この日は、3000粒を超える卵が取れました。



卵を取って精子をかけるだけではありません。

その親魚がどういった魚なのか、

採卵後も調べることはたくさんありますよ。



まずは、鱗を取って、年齢査定の方法を教えてもらいます。
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これが慣れるまでは難しいそうで、

私も3匹全て、年齢査定、外しました。。。



解剖もしていただきました。
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臓器各種の説明や、耳石の場所と採取の仕方など、

興味深いものばかりでした。



まだまだ、調べごとは続きますよ。

卵径を測ります。
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20粒、ランダムに取って専用のメジャーに載せ、

20粒の平均を出すことで、1粒の径を出すのです。





みんな本当に楽しそうに実習してましたが、

驚いたのは、学生たちがとても物知りなことでした。



さけ科学館の職員の方の質問に、

学校で教えたこと、教えていないことに関わらず、

どの学生もみんな、とてもよく答えてました。

本当に魚が好きなんだね〜。





こんなに熱心に楽しんで実習したのなら、

実習に使わせていただいたサケも、


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きっと喜んでくれていることでしょう。

3年後、今回の受精卵から生まれたサケが帰って来るといいな〜。

ナツカシイ顔に会いました vol.2

こんにちは 自然環境学科の田中です。今朝は手稲でも初冠雪だとか。そろそろ暖房入れないと、朝つらくなりますね。

先日、今春卒業したばかりのHくんが学校に顔を出してくれました。廃棄物処理関係に就職した彼。大阪へ転勤になったのでお別れの挨拶に来てくれたとのこと。もともと本州の出身なので道内就職への強いこだわりはなく、今回の転勤も淡々と受け止めている様子。

廃棄物処理の会社で働くことの大変さなどを、短い時間でしたけれど詳しく話してくれました。仕事がきついのでしょうか、少し痩せたかな?あんまりムリしないようにね。大阪で美味しいものイッパイ食べて、がんばってください^^

動物紙芝居

はじめまして。自然環境学科の竹田です。
今年4月に着任し1年生の担任をしていたのですが、このブログにようやく登場することとなりました。

本日は、1012日(日)に札幌市円山動物園で実施した「たのしく地球の環境問題がわかる動物紙芝居」における学生たちの様子をお伝えします。
本来、これは525日に円山動物園で開催された“Earthday(アースデイ)Ezo 2008~地球のことを考えて行動する日というイベントで行うはずでした。このイベントは、多くの市民団体、グループ、個人が参加し、地球・自然・人間などについて考え、誰もが自由にアクションを起こそうというものです。しかしながら、イベント当日は朝からあいにくの雨・・・自然環境学科の企画は屋外での手作り紙芝居だったため、残念ながら早い段階で中止を決めました(その後、雨は降ったり止んだりの小雨に)

この企画のため、2年生が中心となり、授業や放課後など多くの時間を費やして準備を進めてきました。この努力を無駄にしないために、1012日にカギセンのみの、単独実施となりました~!
肌寒い日が続き、数日前の予報も雨予報。まさか今回も・・・との不安もよぎりました。実は、私、竹田が参加する調査実習や宿泊実習は天気が悪いことが多く(事情により参加できなかった宿泊実習が快晴だった!)、もしや人生31年目にして雨男襲名か!?と思っていたところ、なんとか天気は回復し、陽が当たる場所では汗ばむくらいの陽気となりました。

前フリが長くなりましたが、学生たちの活動ぶりを紹介します。
5ヶ所の動物舎(ホッキョクグマ、アザラシ、アライグマ、オランウータン、オオワシ)の前で子供たちに対し、我々人間の活動や地球環境の変化が、それぞれの動物に及ぼしている影響についての紙芝居とクイズを行い、特製カードにてんとう虫シールを集めてもらうスタンプラリーです。もちろん、紙芝居やクイズの内容、紙芝居の絵やカード、てんとう虫シールの全てが学生の手作り!!!
準備の時は、率先して作業する人、積極的に協力する人、何をしていいかわからない人、やる気の無さそうな人・・・と様々でしたが、本番の紙芝居はみんな見事にやり遂げました。当日都合の悪い人もいたため、ギリギリの人数で実施という中で、子供たちに笑顔でこたえ、繰り返し紙芝居を続ける姿はとても立派でしたよ!
また、動物園の正門入口付近では、4人の1年生がこのスタンプラリーの案内、記念品の進呈などの役割を担いました。はじめは、嫌だ・帰りたいと泣き言ばかりで、笑顔もこわばっていました(笑顔じゃなかった??)が、次第にたどたどしい説明の中にも一生懸命さが伝わってきました。みんなやればできるっしょと竹田は感心していました。

さて、今回のこの企画、終わってみればスタンプラリー用の特製カードは早い段階で配り終え、実施時間も延長するなど参加した子供たちやその親御さんには大好評でした。
来年は今の1年生が企画・実施することになります。今回の経験を生かして、より良いものができることを今から期待しています。
今年主体となって頑張った2年生と協力した1年生、本当にお疲れさま!!!

自然環境学科 竹田

バイオの「自然観察実習」~第2弾~

最近、暗くなるのが早くなってきて、日に日に寒くなってきました。

あまり寒くならないうちに・・・ということで
バイオの1年生が、1014日(火)に生物の多様性を学ぶ「自然観察実習」〜第2弾〜(特別実習)で学校近くの円山へ行きました。
本当は1週間前の7日(火)だったのですが、雨が降ったりやんだりの天気だったので思い切って延期したのですが、この日は少し汗ばむくらいの陽気となりました。
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学校近くの大きな「プラタナス」の木


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近所の植木の「ハナミズキ」の実

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歓迎してくれた
!? 「エゾリス」

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何としてでも木の実が欲しい男子たち


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妙な形の「ユリノキ」の葉


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動物の体にくっつく実


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動物の体にくっついた実(チョロチョロしているとこうなります:
K談)

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まっすぐ伸びた「ブナ」の木


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説明そっちのけの学生


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で、いたのは「ザトウムシ」


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トトロがいそうな「カツラ」の木と


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バナナのような「カツラ」の実


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山道くねくね


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「ねぇ、ネズミ男みたい?」「いや“シーマン”でしょ」(私も爆笑)

ほったど〜!

雪虫が乱舞してます。
自転車通勤していると、
猛烈に目に飛び込んできます。
冬がやってきますね。


お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。


さて、海洋生物学科では、昨年から始めた10月のイベントとして、
昨日、カボチャほりを行いました。


え?

カボチャって、芋みたいに収穫時に掘り出すんだったっけ?
海洋生物学科では、カボチャの栽培をしているのか?
と思った方、いえいえ、違いますよ。


カボチャ「彫り」です。



そう、10月といえば、ハロウィン。
カボチャに彫刻を施すのです。

クリスマスと一緒で、外国文化ですし、
まだ新しいイベントなので馴染みの薄い方も多いでしょうが、
ここ数年、徐々に広まってきました。

水族館や商店なんかでも、
イベント、ディスプレイで目立つようになってきましたよね。


滅多にできないイベントですし、
結構楽しいので、毎年2年生に声をかけて、
カボチャカービング(彫刻)をすることにしたんです。


まずは、カボチャの頭を繰り抜いて、中身をかき出します。
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みんなで作業するだけで、なんだか楽しそうでしょ♪


デザインシートのイラストをカボチャに写して、
小さなのこぎりで、シャコシャコと切っていきます。
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2年生のHさん、仕事が丁寧です!

あ〜だこ〜だとワイワイしながら、1時間もかからないうちに、
出来上がりましたよ〜。

完成品は、ジャーン!
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中にろうそくを灯すと、幻想的ですね〜。

その後、カービングのテンションのまま、
何時間にも及ぶ一大トランプ大会に移行し、
カボチャカービングは終了しました。

授業もこれくらいの盛り上がりを見せてくれるといいんですけどね(笑)。


でも毎回このテンションなら、教員がもたないかも。

無いことの良さ

私が学生だったころの話です。

つい、最近のことですね。
私の記憶の中では、ですけどね。
(自分で言っていて、さびしくなりますね)

私は学生のころ、海藻を扱う研究室にいました。
なにせ、下っ端の4年生が使う器具類は、
ボロっちぃ。

というか、無い

ドクターやマスターの研究をしている先輩の方が、
研究の重要性からいっても、結果を出す確実性からいっても、
あらゆる面から優先されるべきですから、
4年生が使うものは、その残り物なわけです。

しかも、先輩方がいようがいまいが、
他の研究室に比べて格段に物が無いところでした。

他の研究室にいる友人が最新の高価な設備を使っているのを見て、
うらやましく思えることもありましたが、
物が無いなら無いで、悪いことばかりではありません。

毎晩、同じ研究室の4先生同士、学内のゴミ捨て場に行っては、
設備のある研究室から出る、
まだまだ使えそうなビーカーやらフラスコやらを回収して、
きれいに洗浄・滅菌し、それを使って海藻を育てていました。
時には、ワンカップの空き瓶のようなものだったり。
実験道具も、割り箸やらベニヤ板やらをかき集めてきて、
正直、研究というより工作か廃品回収のようでした。
私の友人なんて、冷蔵庫で培養庫、作ってましたねぇ。
楽しかったな〜。

世の中のほとんどの会社は、設備が古かったり無かったり、
経費を抑えながら商品を作ったり、苦労しながら会社を運営しています。
学生時代に無い状態で工夫する癖がついていたので、
どんな所でも設備面で不満に思ったことはないですし、
有るものでなんとかするということが、むしろ、楽しみでもありました。

もちろん、良い設備、新しい道具があった方が、
無いよりははるかにいいと思います。
その設備がないと出来ない、ということも一杯あります。

でも、無いものは無い。
それなら、無い状態を最大限に生かした方が楽しいですよね?

これを読んでくれている方がいらっしゃったら、これから先、
進学先や就職先で、何か不満に思うことがあるかもしれません。
でも、今の状況を楽しむ心(余裕)があれば、
いつか、道は開けてくるんじゃないかなって思います。
頑張ってください。


陰ながらですが、読んでくれている方へ、応援メッセージでした。







以上、海洋生物学科の岡本でした。

ノーベル賞とイグノーベル賞

こんにちは 自然環境学科の田中です。

ノーベル賞とイグノーベル賞(下記注参照)が発表されましたね。ノーベル物理学賞には日本人研究者が三名選出、イグノーベル認知科学賞には日本人研究者が五名選出となりました。(10/9追記 ノーベル化学賞に、緑色蛍光タンパクGFPの発見で知られる下村脩氏が選出されていました。そのうち分子生物学の講義で紹介しますね。)

イグノーベル賞 (Ig Nobel Prize) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。ノーベル賞のパロディ的な賞で、1991年に創設された。イグノーベルの名は、「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する"ignoble"と掛けている。(wikipediaより)


ノーベル物理学賞のほうはまったくの門外漢ですので、詳しい内容は別なニュースをご覧いただくとして(^^; イグノーベル賞のほうは、学生時代に扱っていた生物とけっこう近いので今回ブログで取り上げてみようと思った次第です。

今回認知科学賞受賞となった研究は、「
単細胞生物である真性粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したことについて」です。何が可笑しいのかというと(いや、ホントは、ものすごいスゴイ発見なんですけど^^;)、「脳も神経もない単細胞生物がパズルを解けるくらい賢いことが証明された」から、なんですね。どんなパズルかというと、けっこう複雑な、2〜3才の子供では難しいレベルの迷路です。その迷路の通路に単細胞生物(といっても多核の大きな単細胞生物です)を広げて、入口と出口にエサを置いておくと、一定時間後に「最短ルート」上に粘菌がヒモのように伸びる、ということなんです。あちこちの記事を読んでみると、その最短ルート上に残されたヒモのような部分では、細胞質の流動か物質のやりとりがあるらしく、その効率がもっとも良くなるのが自動的に「最短ルート」となるみたい。単細胞生物には「意識」というものは(おそらく)存在しないので、「考えて解いた」という意味ではないことにご注意。

粘菌というのは、簡単に言うと「アメーバ」です。真性粘菌はけっこう大きくなるので、ファンタジーゲームなんかに出てくるブヨブヨ透明なスライムに似た姿を想像してみてください。ドラクエのスライムみたいに可愛くはないです。ワタクシが研究材料に使っていたのは細胞性粘菌という生物で、分類学上は(動物界全体からすると)割と近縁な生物でしたので、大学院在学中に同じ大学の工学部でこういう発見があったということは論文を見て知っていました(もう何年も前の話です)。
やるじゃん、粘菌!と感動したのを覚えていますねぇ。

将来、粘菌コンピュータなんてものが作られるかもしれません・・・答えが出るまで時間かかりそうですが。
のそりのそり。

イグノーベル賞って、こういう面白い研究も、何かを考えさせてくれる研究も、皮肉たっぷりな業績も表彰(紹介)してくれるので、ノーベル賞よりも楽しみだったりします。過去の受賞者一覧など、読んでみると「クスッ」と笑いたくなりますよ^^

校外実習に行ってきました

最近、自分の耳が空耳アワーです。
しかも、一般用語を魚用語に聞き間違えることがほとんど。。。
そんなに四六時中、魚のことを考えているわけではないんですが。
若干、この状況を自慢したいのは、変でしょうか。


さて、海洋生物学科の1年生は、1〜2日、1泊で臨海実習に行ってきました。
天気予報では、傘マークが出ていたんですが、
案の定、小雨の振る中の出発となりました。


まずは、小樽水族館へ。
館内の見学前に、バックヤードツアーです。

これは、水族館のろ過システムなどを講義していただいているところ。
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ちょっと難しかったかもしれませんが、
魚の飼育に欠かせない情報ですから、しっかり覚えて欲しいですね。

バックヤードツアーは展示水槽の裏側を案内してもらうのですが、
そこには濾過槽や様々な配管、予備水槽、餌生物など、
表側とはまた違った面白いものがたくさんありました。

これは、バックヤードで飼育されているタコを触らせていただいているところ。
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午後から、小樽市忍路へと移動します。
北大の施設で、歴史的な建造物なのです。

なんといっても、このロケーション。
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目の前が海。
海好きの学生ばかりですから、
到着したとたん、軽く興奮状態でした。

早速、実習に入ります。
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何を見ているかというと、
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キタムラサキウニの人工授精をし、
発生過程を観察しているのです。

これは、二細胞期。
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翌日までかけて、なんとか胞胚期まで観察できました。

夜は、自然環境学科の興野先生からライトをお借りしてきたので、
灯火採集を行いました。
コペポーダやらカニの幼生やら、アンドンクラゲやらがた〜くさん採れて、
学生たちも面白がって採集・観察してくれました。
残念ながら、私も採集していたので、
写真はないです。

観察の合間は、もちろん、
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釣りまくりです。
今回、竿を持ってきた学生たちは、
ワームでロックフィッシュを狙ったようです。
1時間しか寝ないで、夜通し釣った学生も。
でもちゃんと、翌日の実習も真面目に取り組んでいました。

翌朝は、朝食後くらいまで激しい風雨で、
磯には出られないのではと心配していましたが、
あれよあれよと快晴・無風に。
最高の磯採集日和になりました。
(晴れ男のM君のおかげです)
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海藻と無脊椎生物を中心に採集するように、
と指示を出したのですが、
案の定、男の子は魚ゲットに夢中になり始めました。

海藻標本を作って
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後日、授業で同定してもらいます。

そしてまた、観察の合間に
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釣り三昧。


どの学生も、これ以上ないくらい海を満喫した様子で、
帰りの車中はみんな爆睡でした。

教員サイドとしても、
「すっげ〜っ!」「おもしろ〜い!」
「何これ〜っ!」「磯遊び、ハマった〜っ!」
と、学生の歓喜の声をたくさん聞けて、楽しかったですね。

あと、私の自由時間に灯火採集もできましたし(笑)。
学生ともども、海って最高〜!という気分でした♪


以上、海洋生物学科の岡本でした。

バイオの校外実習 やる時はやるゾ!!

無事(何事もなかったかのように?)、前期末試験も終わり、
929日(月)〜30日(火)とバイオ学科の2年生が、臨海実習に行ってきました。

まずは、海の生物について広く学習するために「おたる水族館」を見学。
試験後の校外実習ともあって、気分も高まり
冷たい秋風の中 ソフトクリームをほおばって幸せな気分に浸っている学生もいました。
(男子曰く、女子の買ったソフトクリームの方が大きかったとか・・・)

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忍路実験所に到着して、まずは磯採集。

実験所は干満の潮位差が少ない日本海側にあり
更に湾の奥に位置するため、強風でもそれほど影響を受けない所だそうですが・・・

しかし、雨は降らなかったものの、風が強くて波が高く

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困難な採集となりましたが、なんとか生き物を確保。
実験室に戻って、採集した生物を分類ごとに分けました。

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磯採集ですっかり疲れたのか、休眠状態のS藤君でしたが
スイッチが入ると、黙々と観察・スケッチにとりかかりました。

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灯火採集では、光に集まる生物を採集したり、観察したりのはずが
落ち葉ばかりが寄ってきて、下(海)を見るより上(美しい星空)を見て感動してました。

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そんな中でも、いくつかの採取された生き物のうち
私がはじめて見たウミケムシらしい生物を、
画像におさめようと、使い方のよく分からないデジカメを必死でいじっていたら
偶然ですが、ちょっとだけ動画を取ることに成功!
(もしかしたら、私にはもう二度とできない技術かもしれません)

ウミケムシ動画(ウネウネしたものが苦手な方はご注意!^^; avi形式 26MBあります)


実習の合間には、おやつを食べてくつろいだり、トランプなどで楽しんだり。
そしてウニの発生の観察時間になると、白衣を着て観察・スケッチをする。

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遊んでいるようだけど、やる時はやるゾ!! 
なんとも頼もしいクラスです。

ナツカシイ顔に会いました

こんにちは 自然環境学科の田中です。

なんともナツカシイ顔に久しぶりに会いました。
3年前に卒業したS君が、昨日突然職員室に顔を出してくれました。
自然環境学科が環境工学科という名前だった頃の最後の卒業生です。

お昼前に作業着で・・・?と不思議に思っていたら、
なんと会社の仕事で本校に来ているとのこと。
そうそう、彼は今空調機器メーカーにおつとめです^^
校内に設置することになった空気清浄機の設置作業で来校、
少し時間ができたので顔を出してくれたのだそうです。

在学当時から真面目で、公害防止管理者の資格も取得し、
地元札幌で分析の仕事を、という希望が叶っての就職でした。

すっかり社会人らしくなり、先輩社員にまじってバリバリ働いている様子。
頼もしいなあ・・・自分が担任だったので、感激もひとしおです。
興野先生はあいにく校外実習に出ていて会えなかったので
帰ってきたらきっと悔しがることでしょう。

仕事が始まってからは資格取得に向けての勉強をする時間がなかなか取れず、
次のステップアップ(技術士補、技術士を目指すのかな?それとも環境計量士?)
に取りかかれないのがもどかしい様子。

少しずつでも時間をみつけて頑張って欲しいです^^