7月 2009

実習紹介第5弾 ボディカラー塗装編

いよいよボディーカラーの塗装をします!
今回は自動車工学科2年Aクラスの学生さん達です!

過去にこの塗装実習をしたときに学生に「何色塗りたーい?」って好きな色選ばせたら、

ブルメタだのパールだのマジョーラだの.....^^;
結局、収拾つかないうちに絵の具遊びになってしまった。

だから今年からはやめました!!!!やっぱり塗装練習用の基本は黒でしょう。

今回の実習は板金からやっているので、塗りあがって完成したときにパテ塗りの
仕上り具合(研磨の甘さなど)もリフレクション(回りの景色が写りこむ)が見やすい色なので、
とても勉強になるのです。

塗装ガンの扱い方の癖をツヤのムラで判断しやすい色でもあります。
この「黒色」ってのは意味があって、塗ったときの表面の上手い下手が
結果的に一番出やすい色なんです。

今回使用した塗料は「有機溶剤」(シンナー)のような有毒発散物質の含まない
安全な水性塗料「アクアス」(イサム塗料)を採用しました。

まだ水性塗料というとあまり定着してない感じがしますが、そこはやはり環境と健康に優しい
塗料に移行していくべきでしょ!!

自動車メーカでもトヨタヴィッツやホンダフィットなどに既に純正採用されていて、メーカ、車種、
もどんどん増えています。

画像1 2_320

まず計量器「はかりjo〜ず」で塗料原液定量をカップに取ります。

画像3 2_320

画像4 2_320

これがシンナー(うすめ液)の変わりになる「バランサー」。
メーカーの方に聞いたところ、いわゆる純粋な「アルコール」ですって。
一瞬焼酎に見えて何度か飲もうと思った(!?

画像5 2_320

塗料の原液量に対して40%で混合します。

画像6 2_320

画像7 2_320

あと0.9!?!? って何滴?? あーっ! 手が震えるー!

画像8 2_320

画像9 2_320

混合したら良く混ぜて塗装ガンカップに入れます。(本当はここでストレーナ使うんですけど、今回は無しー)

画像10 2_320

画像11 2_320

画像12 2_320

フェンダをよく脱脂して塗装します。以前プラサフ塗った感覚を思い出して!

画像13 2_320

画像14 2_320

学生A「先生〜っ腕がツリましたぁー!」 
教師A「日頃の訓練が足りんからじゃ〜!!

画像15 2_320

学生A「先生〜っ大変な事が起きましたーっ!俺のカッコイイ顔が映ってます〜っ!!


画像16 2_320

教師A「どれどれ・・・ まあまあだな」

画像17 2_320

ついつい塗り過ぎて結構べったべた(涙)
でもどのくらい塗れば塗料がタレるって勉強になったでしょ?

ちょっと寄り道

自動車には何も関係ないのですが・・・・

本校から自動車実習棟に行く間には、学生のお腹を満たす
食べ物屋さんがたくさんあります。

今の季節にピッタリのソフトクリーム屋さんや、唐揚げが美味しい
お弁当屋さん。
本校の隣りには、ボリューム満点の中華料理店など・・・

で、ふと見ると新しいお店がオープンしていました。

7月9日新装オープン 『いたりあ鳥介』

HIMG0103 2_320

教職員の憩いの場所が、又一つ増えました。
早速いってみましょう。

感想は後ほど・・・・

二級自動車整備士コース 東

実習紹介第4弾 プラサフ塗装編

今回は塗装ガンを使用してプラサフを塗装します。

「プラサフ」とは...

プライマー・サーフェサーの略で、ボディーに色を
塗る前に吹き付ける、「下地処理塗料」です。

プライマーは、鋼板の錆止め効果と、後で塗る
ボディー色が剥がれにくくする効果があり、
サーフェサーはある程度の細かいキズや凹凸を埋めて、
平滑で美しい面(下地)を作り出すものです。 
これらが一つになって「プラサフ」と呼んでおり、
薄いネズミ色をしています。

プラサフ塗装

ムラ無く綺麗に塗装するには塗装物に対して真っ直ぐに
塗装のガンを向け、均一なスピードと間隔で塗っていく
ことです。

PS0 2_320

塗装ガンは霧吹きの原理で、塗装ガン側面についている
カップに入っている塗料を、圧縮空気の流れにのせて
噴きつけます。

塗料は楕円錐(だえんすい)状に噴出するので、ノズルから
出た直後は塗装範囲も狭く濃度は濃いのですが、遠くなると
範囲は広く、濃度は薄くなっていきます。

PS001 2_320

そのため、塗装物に対して角度がついたりすると、濃く塗られる
部分と薄く塗られる部分とができ、ムラになりやすいのです。

PS002 2_320

フェンダー上部を塗るときは距離と移行速度に気をつけて均一に
塗っていく

PS02 2_320

中段を塗るときは自分の体に近い部分が厚塗りになってしまい
やすく、ひどい失敗をすると塗料がタレてしまったりします^^;

PS03 2_320

片手だとどうしてもブレてしまい、ムラになりがちなので、
左手もガンを支えて塗っていきます。

PS04 2_320

PS05 2_320

時折、塗装した面全体をよく観察し、不均一なムラがないか、
自分の塗装のクセを研究すると上達も早いです。
ちなみに塗ってるのは女性整備士を目指す学生さん。
だんだんアーティストみたいな眼差しで塗っていました〜

PS06 2_320

初めてにしては上出来!☆ みんなこのぐらいの仕上りは出来て
いましたねー。
かなりスパルタ指導で教えていたんですけど、それにもめげずに
熱中していました!みんな頑張ったね!

PS07 2_320

この自動車のフェンダーは、手前と先端と二箇所を意図的にハンマー
でブっ叩いたモノ。(しかも先生が!)
板金パテプラサフ塗リと行程を進むにつれて、何処が損傷受けた
部分か判らないくらいになりました!
これには先生もびっくりしました! みんな、なかなかセンスあるよー!

次回はいよいよ塗装の最終行程!ボディーカラーの塗装でーす^^

二級自動車整備士コース 渡辺